ウォーミングアップ【その2】#046

ティップネス京橋とグンゼスポーツクラブポートウェーブ西宮にて美脚・美尻専門のパーソナルトレーナーとして活動しています田中祐樹です。

 

ウォーミングアップの続きです。

動いて欲しい関節を動かす為に【頑張りすぎている筋肉】を緩めます。その事により姿勢も自然な状態を意識しやすくなります。

 

身体が全て緩んだ状態ですと身体を上手く動かす事ができません。
そこでお腹にスイッチを入れます。お腹にスイッチを入れるといっても力を入れて固める訳ではありません。
文章にして表現する方法が難しい為にあえて『スイッチを入れる』とさせていただきました。

 

少し前にもお伝えさせていただいた『お腹に力を入れる』としたら、その部分を固めてしまう事になり、折角身体を動けるようにしたのにまた動けなくなってしまうんですね。
身体をコンクリートで固めてしまう感じです。微動だにしないですよね??

自由に動けつつ芯は入りつつです。ゼリーみたいな感じですかね??そんな感じを目指します。

 

何故かといいますと、自由に動きたい関節が動かない状態だとスイッチを入れて安定した状態にしておきたいお腹が安定性を放棄してしまいます。そうして動かない関節の動きをカバーします。動いているように誤魔化すんですね。そうしないと身体は一切動かないから。
そうする事で身体に変な負担がかかったりして運動しているのに腰が痛くなったり膝が痛くなったりしちゃいます。

 

折角やってるのに嫌ですよね??

そのような怪我を防ぐという目的もあり、しっかりと身体を動ける状態にしてからお腹のスイッチを入れます。

 

そのスイッチの入れ方ですが、まずはしっかりと呼吸を意識してもらいます。これも以前に軽く触れた事があるのですが、大きな呼吸を繰り返していただいて肋骨を締めるような意識を持ってもらいます。
姿勢が崩れてしまうと意味がないので、姿勢が崩れないように徐々に慣れてもらいます。身体が動かずにしっかりと肋骨が締まるような感覚がつかめたらOKです。

そのお腹にスイッチの入った感覚が抜けてしまわないようにして、股関節を動かしたり背骨の胸回りを動かしたりしてさらにお腹への意識を高めます。お腹のスイッチを抜かずに身体を自由に動かす練習にもなります。

 

そのような感じで2〜4種目ほどやっていただいて、スイッチが入った状態をキープしやすくします。そこからもう少し身体を動かす段階に入っていきます。

 

ピラティスなどもこのお腹にスイッチを入れる感覚を大事にします。しかし、ピラティスで寝たままや座った状態で感覚を掴んでいただいても立って動いている時にその感覚が抜けてしまっては折角やったものが勿体無いです。
そこだけに終わらせないようにしてくださいね。

 

次でウォーミングアップも締めくくりです。

今回もさらなる長文になってしまいましたが、最後までありがとうございます。